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2010'05.01.Sat

金色のコルダ3SS:配信イベント1(神戸観光)、神南メイン、オールキャラ風味

配信イベントを見てですね、
芹沢くんEDがなぜ無いのーーー!?
ということで書き始めたのですが……。
全然芹沢EDの気配なしです。
いや、芹沢→かなで風味で、なんとなく芹沢主体ですけど。
むしろハーレム設定。

気が向いたら旅の続きやります。
ネタは思いついてるのですが、まとまる気配がない。


あ、そうそう、時期を確認してみました。
舞台となる2011年の9月で、敬老の日以前の土日。
敬老の日が19日月曜なので「もうすぐ敬老の日」というからには
その前週以前でしょう。
となると「9/10,11」の土日が妥当かと。
(その前となると9/3,4で2学期始まったばかりだし)


では、以下より。






9月、神戸にて君を待つ。




 まだまだ残暑が厳しい9月の第2土曜日。
 新学期が始まってまだ1週間と少ししか経っていない。
 そして、思いがけず長く滞在した横浜を離れて約2週間。
 夏のコンクールの熱さも冷めやらぬうちに、東金は星奏・至誠館のアンサンブルメンバー全員を神戸に招待した。
 特に何かイベントがあるというわけでもなく、本当にただの気まぐれ。

「部長、あまりに急だったのではないでしょうか? みなさんにもご予定があったかもしれませんし」
「構うもんか。それに奴ら、全員揃ってこられるというじゃねーか」
「なんもみーんな誘うことあれへんのに。小日向ちゃんだけ呼んだらええやん」
「バーカ、あいつひとりだけ呼んで来ると思うか? それにひとりだと道中暇だろう」

 それなら迎えに行けばよかったのではないかと意見しようとした芹沢であったが、東金のことだから思うところがあってのことだろうと、新神戸駅へ向かうハイヤーの助手席から口をつぐんだ。

「しかし、まだ着かねーのか? あいつらの新幹線、もうすぐ着く頃だろ」
「申し訳ございません、坊ちゃん。いつもより混んでおりまして……。あと10分もあれば駅に到着いたしますので」
「10:32到着予定なので大丈夫ですよ」
「芹沢はいっつも細かい時間までよう覚えとるねぇ」
「時間を守るのは当たり前だ。蓬生が緩すぎるんだ」

 そうこうしているうちに、車は大きな広い道路から急勾配の横道に入り、緑の山を背にした新幹線の駅を眼前に迎える。
 振り返ると坂の下には神戸のビル街と陽の光を受けて輝く海が見える。
 来客を迎え入れる、新神戸の駅までもう少しだった。



***



「やっと来やがったか、お前らおっせーよ!」
「響也先輩違いますよ。僕たちが1本早い新幹線に乗れたので10分早く着いたんです」
「えっ、ハルちゃん……もしかしてもっと遅いので良かったの? 朝ごはんも食べずにオレ達始発に乗ってきたのに~!」
「ああそれはね、僕たち仙台から合流しないといけないし、少しだけだけど早い列車があったからそれで行こうと提案したんだ」
「おい水嶋、部長の決定だ……。なんか文句、あんのか?」
「しかし、到着時間の変更は東金達にも伝えておくべきだったかもね。ところで、ひなちゃんは?」
「あちらの売店だ。地域限定の菓子がどうのと言っていたから、そこじゃないか?」
「ボ、ボクは帰りに買って帰ろうかな……」
「伊織は目ざといなぁ。まあ、仙台銘菓にゃ勝てないだろうが色々うまいもんありそうだもんな!」
「よっ、横浜だって中華街とかありますし、負けてませんよ!」
「……フン、騒がしい」
「そんなことより、小日向さんを呼んでこようかな。そうだ、むしろずっと僕のそばにいてもらえばいいのか」
「「「「!!!!!!!」」」」


 賑やかしい面々が揃っているのを見て、呆れ顔になる東金。
「なんか呼んでたヤツら以外にも見知った顔がいるのは気のせいか?」
「ぎょーさんおるなぁ、男ばっかり。肝心の小日向ちゃんおらへんし」
「あちらにいらっしゃるようですよ。お呼びしてきます」
「いや、俺が行く。お前らはユキたちの出迎えに先に行ってろ」
 芹沢の提案を断り、東金は売店の方への足を向けた。
 後ろ姿は心なしか弾んで見える。

「あーらら、せっかくのお出迎え役、取られてもうたなぁ」
「ええ、全く」
「なんや、ホンマに狙ろとったん? 芹沢も油断ならんやん」
 少し意外だと言わんばかりの表情を浮かべる土岐に、
「副部長ほどではないですよ」
と返す対抗心を見せたのは、これ以上彼女を東金と土岐に渡すまいとの思いからだったのかもしれない。
「しかし、副部長も一緒に行かれなくて良かったんですか?」
「小日向ちゃんを神戸に誘おかって言いだしたんは千秋やからな。お迎え係は譲ったるわ」
「そうですね。いつもの部長の気まぐれでも、皆さん来てくださって良かったと思います」
「せやな。まさかこんなに早いこと、神戸の街で小日向ちゃんを見られるとは思わんかったなぁ」
「まだあちらを離れて2週間程しか経っていませんでしたからね」
「こないに早いこと小日向ちゃん不足での禁断症状起こすやなんて、千秋もほんま、ゾッコンやね」
「……それは副部長も同じなのではないですか?」
 言うようになったもんやねぇ、と感心したようで呆れたような声色でつぶやき、東金が向かった売店の方へと土岐は視線をやる。
「俺はあの子がニコニコしとるんを見てるだけでええんよ」

 柔らかく見つめる先には、地方限定味の大箱菓子が陳列されている前に佇む白と水色のセーラー服の女子の後ろ姿があった。
 そしてその女子学生の元へとたどり着いた我が部の部長が横に立つ。
 彼女は菓子を見るのに集中しているのか、柔らかそうなボブヘアの頭をポンポンと撫でられるまで気付かなかった様子。
 横を見上げ、再会に顔を綻ばせる。
 相変わらずの人懐こい笑顔。

 その対象に自分がいないのは少々癪だと感じながら、芹沢は他の男性陣の元へと向かう。
 前を行く土岐はそれで構わないとは言っているが、本心ではないだろう。
 笑顔でいる彼女を見ていると、こちらも微笑ましい気分になる。
 しかし、どうせならその笑顔を独占したいと、男なら誰だってそう思うはず。
 そう、自分だってそうなのだ――。



***



「よし、揃ったところで挨拶とするか。俺たちの庭へよく来たな。2日間色々連れてってやるから、みっちり遊んで行けよ。小日向はこのまま神南に転校してきてくれて構わねーからな」
「小日向先輩は星奏になくてはならないんです、どうしてあなたたちの元へ行かせなければならないんですか!」
「おい、かなで。お前、メシやら菓子で懐柔されんじゃねーぞ」
「ひなちゃんは星奏を選んで来たんだから、そうそう他の学校なんかにはやれないね」
「……そういうことだ」
「それなら仙台にくるといいよ~。至誠館は男子校だし、吹奏楽部しかないけど、他の学校でもいいしねー。決まり、決~まりぃ!」
「水嶋、そんな無茶を言ってはいけないよ」
「でも八木沢先輩だって、火積先輩だって、その方が嬉しいでしょ?」
「そ、そりゃあまあそうだが、お前ぇ……無茶に決まってんだろが」
「あ、あの、それなら天音に来てもらえると、オレ、嬉しいな……なんて」
「そうだね。同じ横浜市内だし、住まいも星奏みたいなオンボロ寮じゃなくて、僕たちと一緒の高層マンションに住めるからね。夜景だって綺麗だし、ほら、花火だって見放題だ」
「フン……天音に来たところで、お前は俺の宿敵だ。同じアンサンブルを組んでもファーストは譲りはせん。だが、来たいというのなら手配してやらんでもないがな」


 苦い笑みを浮かべるかなでを余所に、このままではいつまで経っても終わらなさそうなやりとりを繰り広げる4校の生徒たち。
 見かねた芹沢が口をはさむ。

「まずは移動しましょうか。天音のみなさんもご一緒されますか」
「折角だ、案内させてやろう」
「はっ、偉そうに。色々教えてやるからついてこいよ」
「別にお前などに教えを乞うつもりなどな――」
「部長、まずはどちらへ行かれますか」

 際限なく続きそうなので冥加の言葉を遮り、行程を進めようとする。
 しかし、
「まずは六甲山へ行くか。牧場やらアスレチックやら、オルゴールミュージアムやらあるからな」
「メリケンパークあたりではないのですか? 神戸のシンボルのポートタワーがありますし」
「なんや、新神戸で集合やからこのまま異人館めぐりするんとちゃうの?」
 ホスト側の意見もバラバラだった。



 さあ、波乱に満ちた神戸の旅の幕開けだ――。




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