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2010'06.09.Wed

GS姫主SSS「友達以上恋人未満(自称)」

元々サイトの方からお付き合いいただいていた方は
ご存知のコンテンツかもしれませんが、
GSの「SSS」としてのお話です。

元コンテンツは こちら

SSS=Super Short Story ということで、超短編の随時更新コンテンツ。
書き込み式スクリプトを使っての即興作。テーマを決めたシリーズ方式。



オチあやふやだったり、一文がやたらと短かったり
ちょっとポエミーだったりなのや
その他もろもろって感じの軽いやつです。
(話の内容が重いかどうかは別)

今回は特にテーマないつもりですけど、
姫条の誕生日も近いということで、
さらっといくつか更新できればなと思います。
よろしければお付き合いください。
……とかいいつつ、この1本だけの更新だったりしたら
ごめんなさい。ありえる話。


今まで通りのSSSの場所にUPしてもいいんですけれど、
契約終わってるのにサイトを動かすのも少々忍びないので
(と言いつつ、しばらく前には30のお題の更新はしましたけど)
こちらでのUPでご容赦ください。


では、以下より。






友達以上恋人未満(自称)





映画に行こうと彼女を誘って、断られたのは数日前の事だった。

"ごめんね、予定入ってて"
"また藤井とかと遊びに行ったりするんやろー、オレ振られてばっかりや。クスン"
"あはは、ホントごめん。また遊びにいこうね、絶対だよ!"

先約があるなら仕方が無しと諦めた。
「次」を誘ってもいいという反応を彼女も見せてくれているし。

けれど、その約束の日にたまたま見かけた彼女は
自分とは違う、別の男と一緒だった。
これが、よく知らない男だったら
「実は従兄弟のお兄ちゃんでした」
なんてオチもあるだろうが、
残念なことによく見知った顔。

おそらく彼女のお手製であろうお弁当を前にして
おかずを箸でつまんだ彼女は
あろうことかそいつに「あーん」を要求している。
まるで恋人同士のように。

だが、「恋人」では無いのだろう。
二人の間にまだ距離がある。
そう、残念ながら自分と彼女の間にあるのと同じ距離。
友達以上で恋人未満――。


まだ恋人ではなくても、自分だけが彼女の「特別」だと
勝手に思い込んでいた。
一歩を踏み出す思い切りは、
いつもいつもくすぶったまま。

けれど、ようやく目が覚めた。
いつもの軽口ばかりではダメだと。
大切なことは、言葉で伝えなければと。
彼女はいつまでも待っててはくれないのだ、と。


ふう、と大きく息を吐いてまた吸い込む。
携帯電話の発信履歴から、彼女の名前で止める。
そして、発信。
"もしもし、姫条やけど――"

ひとつ、前に進みだそう。
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