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2010'06.17.Thu

GS姫主SSS 「頼りになる男友達」

なんだかんだで、姫条さん誕生日前日ですね!
うん、案の定あんまり数書けなかったよ……。

数日前に移動中の携帯で、チマチマチマっと書きかけていたのを
チマチマチマっと修正したSSSです。
親友モード中。
ネタはないかと久々に起動したGS1stの
実際のやり取りを元に。
主人公さん、ホンマにこんなこと聞いてやるなよかわいそう!



そういやGS1stは携帯アプリに移植らしいですね。
ファミ通記事




頼りになる男友達





「なんかね、このまま終わっちゃいそうな気がするんだ」
「どないしたん、自分らしぃないやん」

悲観的な言葉に対する励ましの台詞。

「でも、みんなに人気あるし……」
「せやけど、自分とは特に仲ええんちゃうん?」
「でもね、仲がいいって思ってるのはわたしだけかもしれないし」
「いや、他人のオレから見ても、仲良さそうやで」

言いながら、胸に気持ちの悪い感情が渦巻く。
なんで二人が仲が良いだなんて、肯定しなければならないのだ。
自分との方が断然仲がいいに決まっている。
―― 彼女は自分を友達としか思っていないけれど。
友達として慰め役をすることが
こんなに苦しいとは思っていなかった。


***


彼女とは以前からよく遊びに行ったりしていた。
仲の良い女の子の友達の一人程度にしか思っていなかった時だ。
そんな頃、打ち明け話をされる。

「あのね、わたし――」

恋する乙女の力になって
彼女の笑顔が見られるのは嬉しかった。
頼られるのもいいな、と。

でも、その笑顔は最終的には自分に向けられるものではなくなる。
そう気づいたときには、遅かった。
もう、彼女の恋を応援できなくなっていた。


***


「なあ、これ以上の慰めの言葉、オレに言わせ続けるん?」
「え……?」
「オレ、そんな都合のええ男やないんやで」

冷めたトーンでぼそりと吐き捨てた。
驚いた顔の彼女を見て後悔する。
ああ、こんな顔をさせたくはなかったのに。

「すまん、相談に乗るって言うときながら」
「私こそごめん。ウジウジしちゃって」
「そやで。いっつもの前向きさはどこ落としてきたんや」

キョロキョロと探し回る素振り。
本心からの鋭い言葉をぶつけた失策を取り返そうと、
すぐさまいつもの「明るい姫条まどか君」に戻る。

「お、見つけた!」
彼女の頭上の空間を両手で掴み、
ぎゅぎゅっと圧縮するように握り締める。
それを彼女の頭に乗せるように、ポンと手を置く。
「ほい、これで元通り。明日からまた元気出しや?」

それでも晴れない彼女の表情。
本当に大失策だ。

「ホンマ、気にせんと、今まで通りにまどか兄さんに
 恋愛相談して頼ってくれたらかまへんから」
「ん、ありがとう」
「もういっそのこと、すぐにでも告白しておいでぇや。
 バーンといって、バーンとあかんかったら、
 バーンとオレの胸に飛び込んできたらええねん」
「そう……だね。そうしちゃおっかな!」

隣を歩いていた彼女が、自分の一歩前に出てくるりと向き直る。
そして明るい笑顔に戻る。
この笑顔をいつも見ていたいのだ。
できうることなら、自分の為に笑っていて欲しい――。

と、気づけば彼女をその胸に抱いていた。

「あ、あれ。まどか、どうしたの?」


―― オレはお前のことが……


言葉が紡がれるのは、あと何秒?
それとも、あと何日?
もしかして、何ヶ月?
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