--'--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告:  トラックバック(-)  コメント(-)
2010'10.03.Sun

コルダ3東金誕生日SS「秋空、君に逢いたくて。」

2日遅れですが、10/1、東金誕生日おめでとう!
もっと早くから取り掛かれという話よね……。

東金×かなででの恋人設定じゃなくて、
きっと12人ハーレムED後な感じです。
作中で、「神南は2期制」とか勝手に設定しちゃってます。
でも、さもありなんな感じで。

思ってたより長くなってしまったので、
このブログのレイアウトじゃ読みにくくてスミマセン。
長い一文を途中で改行したりしてなくて、読みにくくてスミマセン。
三点リーダが真ん中じゃなくて下になってるのは、
多分フォントのせいなのよ、何とかしたいのよ。
かといって、表示フォントとかをいじるのも面倒なのよ。
一瞬ピクシブの小説投稿にしようかとも思ったけど、
それも面倒なのでやめたのよ。
なにかご意見ご要望あれば教えてください。


自分で読んでて、あまりに読みづらかったので、
試しにピクシブの小説投稿をしてみました。

※ピクシブにログインしなきゃ読めない仕様だったので
 読みにくいかもしれないけれど、ログインするのは面倒って
 方もいらっしゃるかもなので、
 いつもどおり、続き部分にも同じ内容を掲載しました。


それと、ざっくり書いて、読み返してないので
(それもやめなさいね、私)
誤字脱字文脈不備改行不備等、あれば教えてください……。


以下のタイトルリンクからどうぞ。




→「秋空、君に逢いたくて。

コルダ3表紙


ピクシブに行くのが面倒な方は、
レイアウト見づらいかもしれませんが、
以下からどうぞ。




-----------------------------------------------------------------

『秋空、君に逢いたくて。』

-----------------------------------------------------------------


 ようやく秋めいてきた10月、始まりの日の朝。
 青く澄んだ秋空の下、広い神南の敷地内の講堂に向かいながら、東金は携帯で談笑をしていた。
「……――ああ、じゃあまたな」
 そう言って携帯電話を手元に下ろし、向こうが通話を終了させるのを待った。
 今回の電話は先方から掛かってきたものだったからだ。
 掛けてきた方が切るのがマナー。
 しかし、電話相手である小日向かなではなかなか切ろうしなかったのか、数秒を経てようやく画面に約5分の通話時間が表示された。

「どないしたん、千秋。なんやニヤニヤと嬉しそうに」
 からかうように声をかけてきたのは、親友である土岐蓬生。
「別に。小日向が電話を寄越してきただけだ」
「ふうん。せや、今日は千秋の誕生日やもんな。18歳、おめでとうさん」
「ああ、サンキュ。あいつもマメなことだ」
「ホンマに、ええ子やなぁ。手許において愛でておきたいんやけど、思うとったより頑固なことで」
 出会った当初こそ、東金などは"花がない"だの"地味子"だのと侮っていた。
 しかし短い期間で実力をつけ、コンクールのアンサンブル部門セミファイナルでは神南を下し、さらにはソロ部門で東金と同率優勝をした冥加が率いる天音学園をも上回る演奏で優勝した星奏学院の1stヴァイオリンを担当するかなでを気に入り、神戸へ連れて帰ると強引なアプローチを見せていたが、彼女はやんわりと、けれども揺らぎない意志で断り続けていた。
「如月との決着をつけるためにと向かった横浜だったが、なかなか楽しかったじゃねぇか」
「暑うてたまらんかったけど、楽しい夏の日々やったねぇ」

 そういや、と土岐は続ける。
「俺は誕生日があっちにおる間やったから、小日向ちゃんと一緒に過ごせてよかったわ」
 一緒に夜の遊園地に行ったなど、東金にとっては初耳のことをやけに楽しげに話す土岐。
 それを聞く東金はだんだん不機嫌な表情になる。
「おい、蓬生。お前、いつの間に――」
「千秋かて、ソロファイナルの練習の時に差し入れ持って来てもろたり、本番でも仲良う応援に控え室まで来てもろたりと、楽しい想い出いっぱいやったやろ?」
「なんでそんなこと……!」
 事実ではあるが、まさか土岐がそれを知っているとは思わなかった。
 いや、隠していたわけではないが、"勝利のキス"などと冗談めかして求めた末に、真に受けたかなでから実際に頬にくちづけをもらったことを思い出すと、柄にもなく頬が紅潮するのが自分でも分かるほど。
「壁に耳あり障子に目あり、って言うやろ?」
 眉間にシワを寄せたしかめっ面で「先に行く」とだけ告げて、東金は講堂へと足早に向かった。
「菩提樹寮<リンデンホール>に新聞部員あり、って続くんやけどな」
 楽しそうに土岐は呟いた。
 情報ソースは同寮のもう一人の女子生徒のようだった。


  ***


 講堂では始業式が行われていた。
 通常の3学期制ではなく、神南高校では前期後期制をとるため、今日10/1が後期の始業式なのである。
 始業式の中では、運動部文化部の夏の大会などでの成績が報告され、東金も管弦楽部のアンサンブル部門全国ベスト4入りと、ソロ部門での優勝の栄誉を賞され、壇上に上がった。
 壇上では笑みを浮かべていつもと変わりない様子を装ってはいたが、それ以外は総じて硬い表情でいた東金。

 始業式が終わって散会し、順次各クラスでのホームルームになるために移動するが、その間も東金は携帯でどこかへと電話をしたり、ネットでも見ているのか何か操作をしている。
 その際の表情は先ほどとは異なり、何かを思いついてそれを楽しみにしているような様子。
 そしてホームルームの時間も終わり、休み明け初日のスケジュールをこなして自由時間になると、東金は土岐に呼びかけた。

「おい蓬生、横浜へ行くぞ」
「分かっとうで、そんな事やと思た。で、いつからなん?」
「今からだ。あと、芹沢も一緒に連れて行く。すぐに用意して、駅に集合だ」
「なんや面白いこと、また考えついたみたいやな」
「ふっ、そういうことだ。それに小日向の事はお前に譲るつもりもないしな」
 にや、と挑発的な笑みを向けた。


  ***


「おっ、さすがは芹沢。一番乗りやん」
 集合場所である最寄り駅へとやってきた土岐は、先に着いていつものように背筋をまっすぐにして待っている、後輩である芹沢睦の姿を見つけて声をかけた。
「副部長、お疲れ様です」
「お互い、千秋のわがままに巻き込まれて、難儀やなぁ」
 肩をすくめながら言ってはいるものの、実際のところ、東金のやることが楽しみでしょうがない土岐。

「どうせ、部長を焚きつけるようなことを副部長が仰ったのではないのですか」
 いつものことなのでそれが分かっている芹沢は、半分、いやほとんど確信をもって質問を投げかける。
「俺は小日向ちゃんに直接誕生日にお祝い言うてもろたって、言うただけやで」
「それを言ったら、部長が横浜へ飛んでいくことが分かっていらっしゃたんでしょう」
 楽しそうに知らばっくれる土岐を前に、呆れ顔になる。
「よう分かっとうやん。なんや面白いことになりそうやったし」
 はぁ、と大きく溜息をつく。
 いつもこうして二人の「楽しそうなこと」に振り回されるのだが、もう慣れてしまった。
 そしてそれを大変だと思いながらも、最近「楽しい」と思えるようになってきたことに、慣れとは恐ろしいなと芹沢は心の中で思った。


「お前たち、早かったな」
 少しして、けれども約束の時間通りに東金は現れた。
「お疲れ様です、部長。機材も明日の午前10時に届くように、手配できておりますので」
「ああ、ご苦労」
 すぐに報告事項を告げるところは、さすがは芹沢といったところ。
 東金と土岐の下でまるで従者のように仕える彼を、二人も信頼していた。

 そんな芹沢が、浅慮かもしれませんが、と言葉を挟んで控えめに意見をする。
「今回は夏のコンクール前とは違って週末のみの短期滞在ですから、
 この手持ちのスピーカー等でも良かったのではないでしょうか?」
「期間の長短は関係ねえよ。1回でも観客に聴かせるなら、それが全てなんだ。
 なら、用意できるものはしておくに越したことがねぇだろ」
「はい、失礼しました」

「ま、荷物が多うなって大変なんは芹沢やけどね。さすがは鬼部長や」
 土岐が口を挟む。
「仕方ねえだろ。今回は滞在時間が短いんだ。
 まずは新横浜の駅前で路上ライブでも演っておきたいからな。
 明日の朝までなんて待ってられるか」
「新幹線の駅前で路上ライブやなんて、こないだの天音の影響やろか」
 先月、星奏と至誠館のメンバーを神戸へ呼んだときに、なぜか天音学園のアンサンブルメンバーも来ており、迎えに行った新神戸駅でこれまたなぜか天音が路上ライブをやっていたのである。
「ふん、あれはあいつらが俺達の真似をしてたんだ」
「よお言うわ」
 呆れ半分の微笑みをこぼしながら、土岐は続ける。

「しかし千秋も、小日向ちゃんに会いに行きたいなら、そう言うてひとりで行ったらええのに」
「しかも、部長の誕生日に合わせて今日無理矢理に行くのですから」
 控えめに見えて、結構ストレートに言う芹沢だった。
「ホンマ、芹沢もなかなか言うねぇ。建前は、星奏との合宿の提案と?」
「顧客を増やすためのライブ活動、ですね?」
「お前ら……。別に建前じゃない、3つともが目的だ。
 もちろん、小日向の様子も見たいしな」
 そうは言いつつも、ファンの更なる獲得の序列は少し下がっているのは、東金自身も気づいてはいた。
 かなでに会いたくて。
 かなでに直接祝って欲しくて。
 かなでに次に会うための口実を思いついたから。


「さあ、行くぞ」
 いざ往かん、秋の横浜へ。


  ***


 夜の7時でもまだまだ明るいと言ってたのは最近だった気がするが、今では6時でももう暗い。
 秋が、そして冬がやってくる足音が聞こえてくるかのようである。
 星奏学院の校舎も、6時になって下校時間となり閉鎖される。
 学校敷地内で思い思いに個人練習をしていたオケ部の面々も、一度部室に集まってから解散していた。
 自宅へ帰る者、そして菩提樹寮に帰る者。
 その後者に幼なじみの3人組がいた。

「あー、腹減った。コンビニで……おっ、そういや肉まん30円引きキャンペーンとかやってなかったか?」
「うん、朝行く時に見た気がする。確か今日からだったよねー」
「しかし帰ったらもう夕食だろう。お前たち、我慢するんだ」
「うっせーなぁ! 育ち盛りだから腹も減るんだっての」
「けど、律く……じゃなくて部長が言うように、今から食べたら晩ご飯あまり食べられなくなっちゃうかもだしなぁ」
「なら、響也。一応皆で立ち寄って、お前だけ買えばいいだろう」
「じゃあ、私もデザートに何か買って帰ろうかな。さっぱりとオレンジシャーベットとか」
「かなで、お前なぁ……急に冷えてきて寒い寒いとか言ってただろ」
「お風呂上りとかにちょっと食べるのがいいの。って、あー! 響也ってばお風呂とか言って変なこと考えたでしょ!」
「おまっ、バカか!! お前相手にンなもん考えるかっての!」

 そんなやりとりをしつつ、街灯も点き始めた夜の道を兄弟二人で彼女を守りながら寮へと帰る。


 そして寮に入った途端、違和感にかなでは首を傾げた。
「ん、どうした?」
「えっと、なんかいつもと違う感じが……気のせいかな?」
 そう言いながらコンビニで買ったシャーベットをキッチンの冷蔵庫に入れておこうと、玄関ホールから上がってすぐに食堂を通ると、その違和感の正体に気づいた。
 気づいたというより、正体たちが、ゆったりとディナーをとっていた。

「げっ、お前らなんでいるんだよ! てか、何してんだ!?」
「見ての通り、晩ご飯やで。ほら、みんなの分もちゃーんと手配しとるから、早よ食べにおいで」
「えっ? ええっ!?」
「よう、小日向。久しぶりだな。ああ、それはなんだ?」
 言われて、コンビニの袋から取り出して見せた。
「お前、こんな時期なのにまだシャーベットか。だが、俺好みの味だ。忘れずよく買ってきたな」
 別に東金のために買ってきたわけではなかったが(とはいえ、商品を見たときに東金のことを思い浮かべてはいたのだが)、手渡すと、ぽんぽんと頭を撫でて誉められた。


「おい、律! なんでお前驚いてねーんだよ!」
「この週末に泊まっていくそうだ。言わなかったか?」
「ンなもん、全く聞いてねーよ、ボケ兄貴!!」
「この秋か冬に、神南と合同で合宿をしようかという提案を受けて、その相談だそうだ」
「それも聞いてねー!!」
 ギャアギャアと一方的に弟が騒いでいる兄弟喧嘩を無視して、東金はかなでとの会話を続けた。


「お前、今朝の電話で『また今度会ったらプレゼント渡す』って言ってたよな」
「言ってましたけど、まさかこんなに早いなんて。
 というか、東金さんたちがここにいるって、ホントのことなのかまだ信じられないんですけど……」
 やれやれ、と東金は肩をすくめた。
「お前は全く、どうしてそんなにやたらと可愛いんだ。
 プレゼントならここにあるだろ?」
「あ、シャーベットでいいんですか?」
 プレゼントが用意できていなかったことに焦っていたかなでだったが、「ここにある」と言われてほっと一息をついた。
 そんな様子の彼女を見て、またいとおしく思ってしまうのだった。
「バーカ、違うな」
 そして、かなでの耳元で囁いた。

―― お前をもらいにきたぜ

 耳まで真っ赤になったかなでが目に入った響也は、今度は東金にくってかかって大騒ぎ。


 そんな響也と東金を余所に、律は残った土岐と芹沢に提案をした。
「どうせなら、合宿は至誠館の彼らも一緒にやってはどうだろうか」
「ええ、もちろんそのおつもりのようですよ」
「うちの部長と、至誠館の部長は幼なじみの仲良しさんやからねぇ」
「それにあちらは少人数ですし、受け入れに問題はないかと」
「うちは部員200人近うおるけど、そっちはどれくらいやったっけ?」
「ちょうど40名だ」
「神南の所有施設でそれぐらいの収容人数がいけるところがあったかと思いますので、問題ないでしょう」
「よろしく頼む」


  ***


 こうして、新たな季節が幕を開けた。
 かなでからの電話が前奏曲<プレリュード>だったのなら、
 大きく、そして波乱に満ちた組曲<スウィート>になるのかもしれない。










-----------------------------------------------------------------

<あとがき>


厳密に言えば2010年の誕生日はかなでと出会う前の年ですけど
(ゲームは2011年夏設定)
来年は10/1が土曜みたいなので、
どっちでもいいような「週末」表現にしています。

「神南は2期制」ってのは、勝手な妄想設定です。
でも、神南ならありそうかなー。
系列大学もある大きな学校なので、宿泊設備もいっぱいあるよね!

こんな設定でもいいから、配信イベント第2弾来ないかな、まだかな。
また、なんでか知らないけど天音の皆さんも来たりするの。
みんなでわいわい、火花散らしたりしながら集まろうよ……。

関連記事
スポンサーサイト
☆SS付きトラックバック(0)  コメント(0)
Next |  Back

コメントの投稿












 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。