--'--.--.--

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
スポンサー広告:  トラックバック(-)  コメント(-)
2009'09.08.Tue

親友姫条SS

ひー、これまたものすごく久しぶりにSS書いてみました。
やっぱこれだよ、悩める姫条ビバビバ!

……なんでこうも私の書く姫条って、内面ネガティブっ子なのかいねぇ。
アンサー→そんな姫条が大好物だからさ!




続きからどうぞ。


-----------------------------------

『トモ、ダチ。』

-----------------------------------



「オレ、こう見えてもカンがええねんで?」

 精一杯の虚勢。

「まどか兄さんに任しとき!」

 おまえの幸せそうな顔が見たいから――。





 女子にモテてる自覚はあった。
 巧みな話術に豊富な話題、顔はええ方やと思うし身長もある。
 女の子と話すんは楽しいし、そんな日常をなんとなく満足しとった。
 せやけど、特定の一人の存在がだんだん大きくなってきてた。
 しょっちゅう一緒に遊びに行くし、学校帰りも待っててくれたんかなって思うときもある。
 やたらとスキンシップとりたがって、すぐくっついてくるし、頭は触るし、手も繋ごうとしてくるし。
 いつの間にか「あー、こいつのこと好きや」と思うようになっとった。

 あいつもまんざらやなさそうな感じやったし、いつかは付き合って彼氏彼女の関係になるんかなとかも思うてた。
 せやけど「告白するなんて柄やないし」と、お友達の関係から抜け出そうとせんかった。
 きっとあいつもオレのことが好きなんやろう、そのうち告ってくるやろう、なんて楽観視。
 結局「他の女子」と同じ姿をあいつに求めてたんや。
 自分は何もせんでも、恋愛は成就するもんやって。

 そしたら、このザマや。
 好きな男は他にいて、オレは単なる男友達。
 冷静になってあいつのことを見てたら、仲良くしてる男子なんてオレだけやなかった。
 遠回りになるのに、あいつの家の近くをわざと通ってみたあの夕方。
 他の男とのデート帰りに出くわすなんて、なんちゅータイミングやねん。
 よくある絶望感、「あの人の隣にいるのは別の人」。

 逃げるようにその場を離れて、夕陽をキラキラ跳ね返す海岸へ。
 行動に移さんと余裕シャクシャクやったアホな自分を罵ってたら、いつもやったら嬉しいはずのあいつからの着信メロディが流れ出す。
 出るのをためらった7コール目、心を決めて受話ボタンを押した。




 今日からオレは恋の指南役。
 ジブンのエエとこ、いっぱいいっぱい知ってる。
 だからそれをあの男にアピールするんやで。
 それが分からんような男なら、やめてオレにしといたら?

 冗談交じりの言葉は本音。
 諦めたはずの想いに胸がざわめく。
 せやけど、それでも……オレはおまえの恋を応援するから。
関連記事
スポンサーサイト
☆SS付きトラックバック(0)  コメント(0)
Next |  Back

コメントの投稿












 管理者にだけ表示を許可

トラックバック

この記事のトラックバックURL

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。